一定期間更新がないため広告を表示しています


寝付けなかったあの日。

布団の中で始発列車の音を聞いたあの日。

電話とにらめっこしたあの日。


喜びの声を聞いたあの日。

電話からすすり泣く声が聞こえたあの日。

ただ謝ることしかできなかったあの日。


何度も自問自答したあの日。

不甲斐ない自分に苛立ちを覚えたあの日。



雪が降っていた。



僕はあの日を忘れない。

そして、また一緒に前へ進もう。
今日は都立入試合格発表の日だった。
何年経ってもこの日は嫌だ。
緊張もする。辛い思いもする。しかし嬉しい思いもする。

東京都の受験生の皆さん、お疲れ様でした。
そして、結果に喜んだ人もいれば悲しんだ人もいるでしょう。
合格をした人は悲しんだいる人の分まで頑張ってほしい。
悲しんだ人はこれを糧として大きく成長してほしい。


今まで送り出した生徒たちは何人もいる。
もちろん、涙をのんだことは幾度となくある。
そういう生徒は、より強く印象に残っている。
その度にこの職業を辞めたいという気持ちになる。
自分の無力さ、不甲斐無さ、怒り、悲しみ。
様々な感情が溢れ出る。
何もしたくなくなる。

今までにこの仕事を辞めようと思ったことが2度ある。
1度目は初めての受験生の時。
2度目は4年前。
しかし辞めずに今いるのは一つの考えがあるからだ。
良いように捉えているだけと思われてもブログに掲載する。

自分が今あるのは、悲しんだ生徒がいたからである。
その生徒がいたから、今の自分の授業がある。
そして、今の生徒が分かったとか楽しかったと言ってくれるのであると思っている。
悲しんだ生徒たちのためにも同じようなことを繰り返さないように1年を過ごしていくだけだとこの時期に思う。
同じことを繰り返し、いつまでも延々と引きずってばかりいたら、その子たちに申し訳がない。
逆にその子たちも辛いままであるのではないだろうか。
悔しくても悲しくても辛くても前を向いて走るしかない。
そして、その生徒たちに数年後会っても恥じないように教務に全うするしかないと思っている。

誰だって辛いことはある。その辛さをバネとして次に繋げられるかどうか。
それが大切なんだと思う。




今日悲しんだ子へ。

自分がやってきた勉強が100%なら胸を張って誇りを持て。
少なくともそういう子たちなら周りの誰かが認めてくれているはずだ。
下ばかりを見るな。自分はダメなんだと思うな。
そうじゃないんだ。
周りよりちょっと早い試練なんだ。挫折や失敗を知らない奴より大きく成長するチャンス。
チャンスを逃すな。
次の3年間で挽回してみろ!その為に少し傷を癒すのなら休もう。
4月から全開でいけるように願っています。


Hu
よく言われること。
「お仕事は何をされているのですか?」と聞かれ、
「塾の講師を」と答えると、98%の確率でこう返答される。
「頭いいんですね」

よく言われること。
「どうやって勉強をしたらいいのでしょうか?」

ハッキリ言う。
決して俺は頭のいい人間じゃぁない。
謙遜とか抜きとして。
頭はどちらかと言えば悪い方。
物覚えとかすごく悪い。すぐに忘れてしまう。
英語や国語などの文系科目を中心に指導している。
それを見たり、授業を受けて分かると思ってくれるのは嬉しいが、
決してそれは頭がいいのではない。
もう一度言う。
俺は頭のいい人間じゃぁない。
高校生の時なんて、本当に勉強もろくにせずにいて後悔をしたのだ。
大学受験の時よりも実際は今の方が勉強している。

今、勉強が必要ないとかしたくないとか言っている人がいたら少し耳を傾けてほしい。

初めっから勉強が得意なやつなんて、ほとんどいない。
絶対にどっかで努力している。
努力が嫌で逃げ出すことなんていつでも出来る。
嫌なことなんていくらでもあるけど、やった方がいいことだって沢山ある。
その中の一つなんだと思うよ。勉強は。
1年間でいい。1年間本気で取り組んでみて何も変わらないのなら止めたらいいと思う。
本当に大事なのは、頭がよくなることなんじゃないと思う。
志望校に受かるだけが大事なんじゃないと思う。

もっと大事なのは、逃げないことだと思う。
逃げないで立ち向かうことができたなら、きっと失敗したって何か違うと思う。

今日電車に乗っていて、たぶん高校生だと思うけど試験について話してた。
「試験2週間前から一生懸命勉強するのって、普段の自分を信じれてないからだよ〜。私は勉強していないし。たとえ成績で1を取っても次にどうやって2や3にするかを目標にする」

なんて言ってるのを聞いて格好悪って思った。
正直言って今出来ないのにどうして未来出来るようになる?
そんな保障はどこにもない。


本当に大切なものって、点数を取るだけじゃぁない。
かと言って逃げていいわけじゃない。
一生懸命やりきり、登りきった時に心地よさを感じることが本当の勉強なんだと思う。

Hu
先日、都立試験が終了した。
電車の遅れにより2時間遅れからのスタートという異例の事態。
受験生の声として「復習ができたから良かった」とか「出鼻をくじかれた」という声があったと新聞で目にした。
集中力が途切れないかと心配をした。
何はともあれ、受験生の皆さんお疲れ様でした。
あとは27日の結果を待つだけ。

しかし、その間に学年末テストがあったりする。
日程的に仕方ないのかもしれないが、受験終わったばかりですぐにテストですか…。
自分が中3だったらと考えてみたが、まずテスト勉強はしないですな。
しかし、大半の中3生は「テスト勉強をしないといけない」と言っていた。
これは、模範とする態度であると思う。
そして尊敬に値する。甘いと言われるかもしれないが、なかなか出来ることではない。
もちろん、私立第一志望者や都立推薦で合格を勝ち取った者が勉強するのは当たり前だと思う。

さて、受験終了後自己採点会を行った。
その中で心に残ったエピソードを一つ。

受験が終わり、「長かった」とか「解放された〜」と思うのが普通だと思う。
約1年、大抵の生徒が初めての受験に向けて勉強をしてきたのだから。
ある子が言った。

「受験、終わっちゃった。先輩達が大変だとか言っていたから、どんなものかと思ったけど楽しかった。」
そうポツリと言った。
充実していたのだろう。
楽しいって思えたのは、全力で向き合えたからであろう。
どんなに楽しいことだって、全力でやらなければ楽しくはない。

楽しかったと思ってもらえたなら、これ以上の言葉はない。

しかし、もう一つ聞きたい言葉がある。
「合格しました!」

それだけを考えて今日はもう寝よう。

タイトルの意味分かりますか?

そうです。
今、マクドナルドのクォーターパウンダーのセットを買うと貰えるWBCのクリアファイルに書かれているメッセージの一部です。
何てドンピシャな表現何だろう!

え…、何がって?

皆ギリギリの中を闘っている。
その戦いの中で限界を幾度となく突き破ったり、挫折しそうになったりしただろう。
今、目前となり気力をふり絞っているだろう。
そんな時、「突破せよ」
今を15年間の中でTOPせよ。

泣いても喚いても明日が最後だ。
心残りがないようにして23日を迎えよう。

勝って勝って勝ちまくれ
合格をつかもう

俺たちのブルースは終わらない。